“豪速球”だけのコミュニケーションになっていませんか??
[No.0419]
理念と経営数値の専門家
生岡直人です
今日は
2月から開講した
歯科院長さん向けの講座である
VDCC大阪1期
(ビジョナリーデンタル
キャッシュフロークラブの略です)
の第2回講義でした
今日の講義のテーマは
簡単に言うと
“コミュニケーション”
どうすれば
スタッフさんや患者さんが
本当にしたいことの
サポートができるか
どんな表現や言葉なら
本当に伝えたいことが伝わるか
などを
ガッツリと3時間
具体的な事例やワークに加え
質疑応答を交えながら
進めさせて頂きました
講義で
様々なお話が展開する中で
こんなお話をある先生が
おっしゃっていました
「私、スタッフに
『これは違うよ』って
ちょっと言っただけで
『また先生に怒られた』って
言われているみたいなんです
別に怒っているつもりは
全然ないんですけどね…
ストレートに言い過ぎなんかなぁ」
これをおっしゃって頂いたとき
他の先生方も
「うんうん、ありますよね~」
って共感されていました
こういったことって
歯科院長に限らず
経営者によくありがち
だと思います
そんなキツく
言ったつもりもないのに
『怒られた~もう嫌だ~』って
社員さんに
思われちゃったりすることって
あったりするんですよね
ではナゼ
でそんな風に
思われることが多いのか
それは
経営者の言葉は
多くの場合
正論なので
威力があり過ぎる
というのが一因だと思います
経営者は
単なるストレートな言い回し
のつもりだとしても
社員さんからすると
バットを振ることが
できないくらいの豪速球に
見えていることもあります
だからこそ経営者には
コミュニケーションの場において
様々な球種を
ぜひ身につけて頂きたい
と思っています
決して
経営者の多くは
社員さんにバットを振らせず
豪速球で打ち取り続けるかのように
何も言わせず
自分の言うことだけを
聞かせておきたい
わけではない
と思うんです
だからこそ
様々な球種を投げながら
時には気持ちよく打ってもらったり
時には速球を投げ
ピシッとした空気を
作ったりするかのように
社員さんとの意見交換が
スムーズにできる
コミュニケーションを実践して
気持ちよく仕事をしてもらったり
時には経営者たる
基準の高さを伝えて
さらに意欲を持ってもらえる
空気を作ったり
できることが
とても重要だと思うんです
今日の講義で紹介しただけでも
「でも」を「ちなみに」
に変えてみる
「しなければならない」を
「したい」に変えてみる
どんな相談もまずは
「受け入れる」姿勢から
あいづちをするときは
「声に出して」
などなど…
様々な
球種ならぬ手法を
お伝えしました
こういった手法を
上辺ではなく
「何のために
活用するのか」
「これを活用して相手に
どう良くなってほしいのか」
という
本質的な目的を
言葉として
整えた上で活用
すると
相手へ
プラスの雰囲気を発信しながら
目的と手法が連動するので
スムーズな
コミュニケーションが実現
するんですよね
今日は講師として
お話をさせて頂きながら改めて
経営者における
コミュニケーションのあり方を
確認させて頂く良い機会になりました
以上です