コーチングの在り方を考える
[No.0082]
「思考」と「お金」の
戦略パートナー
生岡直人です
突然ですが、皆さん
コーチングって
経験されたことありますか
コーチングって
簡単に言えば
相談を受ける人が
相談者に効果的な質問をしながら
その質問に対する
解決の糸口を考えるお手伝いをし
相談者が一人では気づかなかった
盲点を明確にしながら
解決方法を一緒に検証していく
ようなものです
きっと
経営者の方の中には
コーチングを
してもらったことがあるって方も
いらっしゃるでしょうし
社員の方を指導されるときに
意識している方も
いらっしゃると思います
コンサルタントやコーチの方は
いつも活用しているって方も
いらっしゃると思います
そして、私自身
コーチングを
してもらうこともありますし
させて頂くことも多くあります
今日は
このコーチングで
重要なんじゃないかなって
思うことを
記しておきたいなと思います
というのは、実は私
このコーチングを
一昔前に受けて
少し不快になった経験が
あります
ある方に
ご相談を聞いて頂けることになり
少しずつ、今思っていることを
お話ししていったのですが
その方から
「なんで
そう思うんですか?」
「どうしてですか?」
というフレーズが
早いテンポで返ってきました
正直
「なんで
そう思うんですか?」
「どうしてですか?」
と、とても早いテンポで返ってきて
「この人、
ちゃんと聞いてるんか?」
って思っちゃいました
当然その方も
ご経験が豊富な方でしょうし
効果的な気づきを与えるための
やり取りだったと思うんですけど
私は
「この人、
ちゃんと聞いてるんか?」
と思った時点で
本音で相談をする気が
なくなりました
ここで言いたいのは
コーチングは
絶対に
スキルに
頼り過ぎちゃいけない
ってことです
『コーチングはどう進めるべき』
みたいなスキルや手順を
頭に強く描き過ぎながら
進めてしまって
相談相手に
「なんで
そう思うんですか?」
「どうしてですか?」
って無機質に投げかけてしまったら
場は最悪になります
重要なのは
スキルや手順の前に
心でぶつかること
だと思います
コーチングをする人は
「このコーチングを
行ったことで
“絶対に”
今より良い状態に
なってもらいたい」
という想いを持って
心でぶつかる
必要があると思います
なぜなら
コーチングって
言い換えれば
相談相手に
心を開示してもらって
想いをぶちまけてもらうこと
です
そんなことをしているのに
質問をしている人間が
「このコーチングを
行ったことで
“絶対に”
今より良い状態に
なってもらいたい」
という想いを
持ってなかったら
その想いの有無が
姿勢に表れて
心を開示しようと思っている
ご相談相手からすると
すぐにその軽さが伝わります
きっと
「このコーチングを
行ったことで
“絶対に”
今より良い状態に
なってもらいたい」
という想いがあったら
「自分がナゼ今
こんな質問をしているか」
という意図
や
「自分はこれから
こんな質問をしてしまうこともありますよ」
という前置き
や
単に質問返しをする以外の
「それって言い換えれば
こんなことですか?」
とか
「なるほど、
それって面白い考えですね~」
のような相槌や問いかけも
私見や感情を織り交ぜながら
入っていくと
思うんですよね
「このコーチングを
行ったことで
“絶対に”
今より良い状態に
なってもらいたい」
という想いを
自分は持っているのか
そして、この想いが
相手に伝わる姿勢って
どういうものなのか
ココをしっかりと考えることが
できた上で
効果的な質問を行っていくことが
重要だと私は思っています
この想いを
私自身、深く深く
見つめ直しながら
今後も
仕事に取り組んでいきたいと
思います
今日は以上です