自由の“質”を取り戻すために成長する
[No.0508］
理念と経営数値の専門家
生岡直人です。
先日、
「なぜそんなにがんばるの？」
と聞かれ、
振り返る機会がありました。
私が振り返りながら
ある答えとして出した言葉は
「自由を得たいと思ってきたから」
でした。
振り返りながら思い出したのは
私が大学生で就職活動をしていたとき
ある会社の最終面接でした。
その最終面接でこう聞かれたのです。
面接官：
「社会人になって
得られるものと失うものは
なんだと思いますか？」
自分にとって
印象的な出来事だったのでしょうね。
今でも
即座にこう答えたことを
覚えています。
生岡：
「得られるものも失うものも自由です。」
面接官：
「ん？どういう意味ですか？」
生岡：
「そもそも社会人になると
自由の質が上がると思います。
学生である私は自由のことを
“時間的自由”だと思っています。
社会人になって仕事をすると
今のように遊んだりする
“時間的自由”はなくなると思います。
ただ、社会人になれば
自分でお金を稼ぐからこそ感じられる
“経済的自由”が得られると思っています。
私は“経済的自由”を得ながら
一時的に失う“時間的自由”も
しっかりと自分で確保できるよう
一生懸命仕事をしていきたいと思います。」
と、まぁこんな感じのことを
言っていました。
（今思うと、まぁまぁ
生意気な大学生だったと思います笑）
こんなことを
振り返りながら
ふと、感じてしまったんです。
大学生や社会人そこそこの私は
“時間的自由”
“経済的自由”
こういった言葉を表現し、
こういったことを目指していた時点で
知らず知らずのうちに
“自由”というものの質を
下げて認識してしまっていたんだなと。
『自由な時間がほしい』
『自由に使えるお金がほしい』
こう思う時点で
本当の“自由という発想”ではなく、
時間やお金といった
狭いテーマでしか“自由”を
発想していなかったように感じました。
でも今は、
“理念”や“人の成長”など
そういった
人間的なテーマと向き合うことで
時間やお金にとらわれない
“発想的自由”
を大事にできるようになってきたと思います。
また、最近
自分の子どもを見ていても
そう感じました。
人は生まれたときには
当然、その知識がないため
『時間がほしい』とか
『お金がほしい』とか
そういった制約に縛られた自由を
イメージはしません。
きっと子どものときは
『こんなことしたい』
『何でもできる』
といった豊かな発想から出てくる
制約に縛られない自由を
イメージしていると思うんです。
私はそれを勝手に
“発想的自由”と表現しましたが
その生まれながらに
元々人が持ち合わせている
“発想的自由”は
成長し、社会に出るにつれて
どんどん
“制約ありきの自由”
になっていきます。
自由を求めるのに
『お金がない』
『時間がない』
など、知らず知らずのうちに
どんどん制約がかかっていきます。
そこで、人はその制約から
逃れたいために
“時間的自由”や“経済的自由”
を求めます。
ただ、それも
制約の中での自由でしかなく
真の自由を感じる上で
一番必要なのは
生まれたときに持ち合わせていた
“発想的自由”
であると感じます。
…とまぁ、取り留めもなく
長くなりましたが^^;
『こんなことしたい』
『何でもできる』
と自由に発想し、
トライができる
“発想的自由”を
取り戻し、持ち続けるために
私自身日々がんばっているのだろうなと
感じた出来事でした^^;
以上です。
お読みいただき、ありがとうございます。
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