中身の前に周辺を整えることが“質”を上げる

中身の前に周辺を整えることが“質”を上げる

[No.0506]
 
 
理念と経営数値の専門家
生岡直人です。
 
 
 
 
 
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さて、ここから内容です。
 
昨日は昨年末からスタートさせて頂いてる
 
ある公立高校の
教員の方々へのコンサルティングでした。
 
 
 
 
 
約1年間のプロジェクトで進んでいて
今回は
 
『キャッチコピーの言語化ミーティング』
 
いわゆる教員の皆さんの
学校に対する想いや理念を言葉にし、
まとめていく大切な回です。
 
 
 
 
 
 
前回に実施させて頂いた研修&ワークで
考えて頂いたキャッチコピー案
 
参加できていない先生方から
アンケートで頂いたキャッチコピー案
 
など、これらを総合しながら
今日参加された先生方と
 
約2時間半、議論を重ねました。
 

 
 
 
 
そうすると、、、
 
 
 
 
 
やっぱり完成するんですね~。
 
 
 
 
 
 
これまで一応
『理念の言語化』をメインの仕事
としてきた私としても
 
関わるステークホルダー全てに
「いいね!」と思ってもらい
 
かつ
 
この高校“らしさ”が
出ている言葉も入っている
 
素晴らしいと心から感じる
キャッチコピーが完成しました!(^^)
 
 
 
 
 
ちなみに、
ちゃんとお伝えしておきますが
 
もちろんこの
素晴らしいキャッチコピーには
 
私が言葉を考えたり、
 
「こんな言葉を入れてはどうですか?」
的な案を出したりは
 
一切していません。
 
 
 
 
 
アイデア全ては教員の皆さんに委ね
考えに考えを重ねるミーティングを
実施して頂きました。
 

 
 
そのミーティングの進行で
私がただ行ったのは
 
『場づくり』と『周辺情報の整理』
 
のみです。
 
 
 
 
今回は
 
『場づくり』の具体的方法は
割愛させて頂くとして
 
 
『周辺情報の整理』とは何をしたのかを
少しご紹介したいと思います。
 
 
 
 
 
 
実は簡単なことなのですが
 
 
 
「どんなキャッチコピーを作るか?」
 
の議論に入る前に
 
「誰にこのキャッチコピーを伝えていくのか?」
「どうやってこのキャッチコピーを伝えていくのか?」
 
の2点を
先生全員でアイデア出しをしたんです。
 
 
 
 
 
 
 
いわゆる、「何を」を議論する前に
 
「誰に」と「どうやって」を
議論したんですね。
 
 
 
 
 
 
そうすると
いろいろなアイデアが出てきます。
 
 
 
「在校生に、入学するであろう中学生に、
保護者の皆さんに、地域の皆さんに…」
 
「学校説明会で伝える、パンフに載せる、
学校集会で伝える、マスコットを作る…」
 
 
などなど
まぁいろんなものが出てきました。
 
 
 
 
 
 
 
実はコレが重要なんですね。
 
「キャッチコピーの中身」を議論する前に
 
「誰に対してどんな影響を与えうるもので、
どんな方法で伝えることができるか」
 
を全員でイメージを共有するだけで
 
これから議論する“中身の質”が
すでに上がってしまうんです。
 
 
 
 
 
「誰に」や「どうやって」という
周辺情報を整理した上で
中身を議論すると
 
常に頭の中に
 
「誰に」で挙げた人たちの顔が
思い浮かび、
 
「どうやって」で挙げた方法が
具体的に思い浮かぶんですね。
 
 
 
 
 
こうなると、
皆さんのイメージが共有されながら進むので
 
洗練された良いアイデアが
どんどん思い浮かぶわけです(^^)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きっと、この周辺情報を整えることって
ミーティングに限らず
 
新商品や新サービスの開発でも
同じ発想が使えると思います。
 
 
 
 
中身の議論をいくらしても
 
出来上がった後に
「誰に」「どうやって」の
イメージが共有・統一されていないと
 
その議論の質は上がりません。
 
 
 
 
 
 
『中身の前に、周辺を整える。』
 
 
 
私自身、今後もいろんな場面で
応用していこうと思います!
 
 
 
 
 
 
以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。