人に変わってほしいなら
[No.0462］
理念と経営数値の専門家
生岡直人です。
今朝は
クライアントである歯科医院の皆さんに
当社にお越しいただいて
研修＆ミーティングを実施していました(^^)
そのミーティングの中で
進めさせて頂いた内容の一つが
医院の現状における
『良くなったこと』と『気になること』
の洗い出しです。
この
『良くなったこと』と『気になること』
日々働いておられる中で
改めてシェアする機会って
あるようでなかなかないんですよね。
お伝えしやすい空気感を作りながら
進めさせて頂くことで
皆さん、しっかりと言葉にして頂きました。
中でも『気になること』を
言葉にしてシェアすることって
案外、勇気が言ったりするもの。
そこを皆さんで言葉にして
お一人お一人受け取れたことで
空気感のスイッチが変わったなと
進めさせて頂きながら感じました。
さらにミーティングを進めていきながら
『気になること』を解消していく上で
お伝えした大きなポイントとしては
『人を変えようと思わないこと』
です。
どうしても何かしら
課題が見つかったときって
『この人に変わってほしい』
『この人にこうなってほしい』
と思いがちです。
ただ、人って
『変わってほしい』と伝えたとしても
なかなか変わるものではないと思います。
人って
自ら『変わりたい』と思わないと
変わるものではないと思うんですね。
『変わってほしい』と伝えて
仮に変わってくれたように見えたとしても
それは一時的で
また元に戻ったりすることもよくあります。
では、
人が自ら『変わりたい』と思ってもらうために
何ができるか？
それは
『人を変える』ではなく
『場を変える』という発想を持つこと
だと思っています。
付け加えると
人が自ら『変わりたい』と思えるような
場を自分自身が作る
という発想を持つことだと思います。
人は必ず
どこかしらの“場”に存在しています。
その“場”の
空気感、雰囲気、文化などが
どのようなものかにより、
人の思考、価値観、
そして行動が変わるキッカケが生まれます。
今朝のミーティングでも
『場を変えるにはどうすればいいか？』
という質問を
投げかけさせて頂くと
『朝礼で自分から話をする』
『急ぎのときこそ、落ち着く』
『相手の話をしっかり聞き、話したい空気を作る』
など
いろいろなアイデアが出てきました。
その出たアイデアの全てが
『ここをこう変えてほしい』
『こう変えていけばいいのに』
というアイデアではなく、
『自分がどう変わるか』
という視点でのアイデアばかりでした。
そうなんです。
もし、『人に変わってほしい』と思ったときには
『場を変える』ことで
『人が変わるキッカケ』を作るという発想を持つ。
その発想から出る行動アイデアって
『自分がどう変わるか』というところに
落ち着いていくんですよね(^^)
今日の歯科医院さんも
次回のコンサルまでに
『どんな“場”が作られ、
どんな行動の変化が皆さんに行っているか』
が、とても楽しみです。
以上です。
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