教育改革で生まれる!?ビジネスのクセ
[No.0092]
「思考」と「お金」の
戦略パートナー
生岡直人です
先日、
ある会社の社長と
打合せをしているときに
その社長が
「確かにウチは、社員に
“教えてばっかり”ですわ」
と、印象的な言葉を
おっしゃいました
このとき実は
“自律”をテーマにした
社員研修の打合せをしていて
その研修内容とレジュメを
確認して頂いていました
社長は
「どんな“自律する方法”を
社員に教えてくれるのか」
と期待して頂いていた
みたいなのですが
お見せした研修内容には
“方法論”はなく
いろんな種類の
“質問”をご用意し
その質問に答えて頂くことにより
自分自身と
向き合ってもらう
内容にしました
その質問にお答え頂くことで
どう“自律”につながるのか
や
“考えてもらう”ことで
自分の中のルールを
確認してもらう意図
などをご説明したときに
社長から出たのが
「確かにウチは、社員に
“教えてばっかり”ですわ」
でした
研修内容の詳細を書くと
長くなるので割愛しますが
簡単に言うと
自律する方法を“教わる”
のではなく
自律する大切さを“考える”
ことで
“自律”をしてもらうきっかけ
を作るような内容です
“教える”ことを中心にやってしまうと
今目指している“自律”という状態は
生まれにくい
なら、その研修内容から
“自律”を体感してもらいながら
そのきっかけを
掴んでもらおうと思っています
この社長との一連の
やり取りを思い返したときに
浮かんだのが
最近聞くことが多くなってきた
2020年の教育改革
です
まだ文科省で検討されている
段階だったと思いますが
確か2020年から
高校と大学の
教育内容が大きく変わり
また、大学入試にも
学問の知識を問う問題だけでなく
「集団討論」や
「プレゼンテーション」なども
積極的に活用していく方針も
公表されていました
コレって
勝手に言い換えちゃいますと
答えを“見つけ出す”教育
から
答えを“作り出す”教育
になっていくのかなと思います
今って学生のときに
用意されている“答え”を
見つけようとし過ぎることで
社会に出ても
“答え”を
見つけようとしたり
または、教えようとする
クセがついてしまっている
可能性があるんじゃないかなと
思いました
でも
社会やビジネスって
決まりきった“答え”なんて
当然用意されているわけじゃないので
答えを“見つけ出す”
のではなく
答えを“作り出す”
ことが必要になるんじゃないか
と思います
2020年の教育改革
きっと
実施していくにあたって
課題はたくさんあるとは
思うんですけど
答えを“作り出す”クセ
を作るにあたって
今後すごく重要に
なるんじゃないかと感じました
今日は以上です