“自分ごと”になっている瞬間を体感させていただきました
[No.0514]
理念と経営数値の専門家
生岡直人です。
昨日のコンサルで
「え?すごい!」と感じてしまう、脱帽する出来事がありました。
コンサルをさせて頂いていたのは
ある建築関係の会社をされている
クライアントさんなのですが
昨日は、社長と奥様との
コンサルティングを応接室でさせて頂いていたんですね。
その応接室は
外からお客様が来られたら
見える配置になっていて
コンサルティング中に
ある女性の方が
「すみませ~ん」と訪ねて来られました。
社長が「少しお待ちくださいね」
と答えるやいなや、
別室におられた
事務の女性スタッフの方が
「どうぞ~こちらへお回りください」
と訪ねて来られた女性を
別室へお招きされました。
私は
「スムーズにご対応頂けてさすがだな」
と思いながら
社長と奥様とのコンサルティングを再開しました。
それから数十分経ったころでしょうか。
その事務の女性スタッフの方が
コンサルティング中に
応接室に入って来られました。
そこで社長に
お伝えした内容に脱帽したのです。
なんとお伝えしたかと言うと
「社長、ちょっといいですか?
先程の方ですが、リフォームを検討されていて
ご希望されている箇所は …で、
予算は 大体…で、ただ○○という事を
おっしゃっていたので
少しそこがウチとしては懸念点だと思います。」
のような事をおっしゃいました。
具体的な部分を「…」や「○○」で隠しているので
ちょっと伝わりづらいかもしれませんが、
なんと、
はじめて会社へ訪ねて来られたお客様から
見事ニーズを引き出しながらヒアリングをし、
ほぼ受注を取って来られているのです。
これは失礼に当たったら
大変申し訳ないのですが
正直
「え?事務スタッフの方なのに、
ここまで適切なヒアリングをして、
ナゼほぼ受注の状態にまで持って来れるの?」
って思っちゃいました。
ちなみにこの方、
普段、コンサルティング中に
割って入って来られるような方ではありません。
そんな方が大胆に今回、
「割って入ってでも伝えるべき」と判断されて
行動されたことも素晴らしいですし
また、
社長へ報告を伝えてもらう際の
お客様からのヒアリング内容のまとまり方
にも、「え?すご…」と聞き入ってしまいました。
その事務スタッフさんが社長へ報告し終わったあと、
「社長、○○さんすごいですね」
とお伝えすると、
社長はこう答えておられました。
「そうなんです。
やっぱり毎週実践している理念の発信で
会社のあり方が伝わっていると思うんです。」
社長に聞くところによると、
理念に沿ってあらゆる仕事の
会話をし出してから数ヶ月
社長や会社のあり方の深い部分まで
この事務スタッフさんには浸透してきていると
実感されているとのことでした。
これはまさに
会社のあり方が浸透し、
社員さんが
『仕事を“自分ごと”として捉えている』
喜ばしい事例だなと感じました(^^)
以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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