“完成”や“成果”だけを目指してはいけない

“完成”や“成果”だけを目指してはいけない

[No.0509]
 
 
理念と経営数値の専門家
生岡直人です。
 
 
 
昨日は
5ヶ月もの間、携わらせて頂いた
 
東京のあるクリニックの
『理念を完成させるミーティング』
でした。
 
 
 
 
20名以上いらっしゃる
スタッフの皆さんに出席いただき、
 
「この言葉はコッチの方がいいんじゃない?」
「この言葉は省いてもいいかも」
「いやいや、この言葉にはこんな意味が含まれていて…」
 
というような議論が
皆さんから口々に飛び交う
とても濃い2時間半のミーティングでした。
 

 
 
今回のこのミーティングまでに
スタッフの皆さまには
貴重な時間をたくさん割いていただきました。
 
 
 
 
私と皆さまお一人お一人との個別面談
 
皆さんのこれまでのお考えや価値観を
確認いただく研修
 
そしてご自身の“大切な価値観”を
言葉にしていただく宿題
 
など、
 
本当にお忙しい中
本音で、真面目に、前向きに
取り組んでくださいました。
 
 
 
 
 
そういったプロセスを経て
たどり着いた『理念を完成させるミーティング』
だからこそ
 
誰一人
 
「もうコレでいいんじゃない」
みたいな姿勢で取り組む人はいません。
 
 
 
 
 
例えば、
 
院長が
「この言葉は入れたいね」
と言ったとしても
 
あるスタッフさんが
「いや、コッチの言葉の方がいいと思います」
と、根拠を持って
反対意見もおっしゃっていました。
 
 
 
 
その光景を見ながら
 
『理念が“自分事”としてなりつつある』
 
そんな事を感じさせて頂いていました。
 
 
 
 
 
私は仕事において
 
特にこの“理念”というものにおいては
 
その完成した成果物以上に
『どのように完成したか』という
“プロセス”の方が大事だと感じています。
 
 
 
 
“完成”や“成果”って
仕事においてたくさん経験できる
出来事だと思うんですが
 
“完成”“成果”に達成感を感じてしまい
一種の『ゴール』であると
勘違いしてしまうことってあると思うんです。
 
 
 
 
 
でもコレって
本当に大きな落とし穴だと思います。
 
 
 
どんな仕事において
“完成”“成果”を出したとしても
必ずその先にもまた
新たな仕事が続くわけなので
 
『ゴール』だけを目指して
 
「あれ?結局何が残ったっけ?」
と思っちゃうような
 
完成の仕方、成果の出し方をしちゃうと
何の意味もありません。
 
 
 
「どのようにして完成し、成果を出すか」
というプロセスにこだわるからこそ
そのゴールの先にある
道筋のクオリティが高まると感じています。
 
 
 
理念の策定で言うと
 
理念が完成した後に訪れる、
本当の勝負である『理念の浸透』に
大きな影響を及ぼします。
 
 
 
 
このクリニックさんは
空気感から察するに
 
『理念の完成ミーティング』で
すでに『理念の浸透』が進みつつあると感じました。
 
 
 
 
“どのようにして完成・成果を目指すか”
 
 
今後も私自身こだわっていきたいと思います。
 
 
 
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
 
 
 
 
 
■□————————————-
◆お知らせ
————————————-□■
 
①理念実現コンサル講座【早期割引:2/20まで】
 
私が主催させていただいております
『理念実現コンサルティング習得実践講座』ですが、
2020年は4月・5月から
スタートさせていただくことになりました!
 
「理念を作る」
とかそんな上辺ではなく
「浸透を前提に理念を策定し、理念浸透を進む中で、
いかに目に見える成果に直結させるか」
 
といった
成果にこだわったコンサルティングを
講座として体系化したものです。
 
今年も昨年に引き続き
東京・大阪・福岡
の3カ所での開催です!
 
ご興味にある方はぜひチェックしてみてください!
 
『理念実現コンサルティング習得実践講座』
ご案内ページ
↓↓
https://partnering-consulting.info/
 
 
 
②キャッシュフローコーチ養成塾
 
 私が神戸にてファシリテーターを担当させて頂いています
 『キャッシュフローコーチ養成塾』も募集がスタートしました!
  開講は2020年6月です!
 ご興味ある方はぜひ下記URLをご確認ください!(^^)
 https://www.wani-mc.com/cf/faci/