キャッシュフローで経営者の苦心と向き合う!
[No.0116]
「思考」と「お金」の
戦略パートナー
生岡直人です
今日は
お昼から夕方まで
医療システムの製造卸会社との
コンサルティングの日でした
経理の方と
会計の仕組みについての
確認を行ったり
社長とは
今月支給の
賞与枠の擦り合わせや
向こう半年の
キャッシュフローの確認
向こう3カ月の予算の
達成見込み確認など
様々な内容を行いました
こちらの会社、実は
年間キャッシュフローが
とても特徴的で
繁忙期の月の売上は
1億を超えるものの
閑散期の月の売上は
ケタが2つ違って
数百万の
ときもあります
このように
お金の波が激しいことから
この会社は
以前からずっと
キャッシュフロー経営を
していました
というか
しっかりお金の流れを
把握しておくことこそ
会社の生命線なので
極端に言うと
キャッシュフローしか見ておらず
経理の方も
キャッシュフローに関する資料を
作るのに手一杯で
損益を把握する会計の資料は
作成しておらず
決算の時まで
今どれくらい
儲かっているのか
どれくらい税金が
発生するのか
が、わかっていない状態
でした
これって
お金の増減の予測は
できているんですけど
どんな理由から
お金が増減しているかが
わかっていないため
従業員さんの貢献度合いも
数値では測りにくくなっていますし
コストの見直しを行うにしても
どれだけ下げたら
OKなのかの基準
も見えていませんでした
このことから
私が関わらせて頂いて
今で約半年
現在では
どれくらい
儲かっているのか
という損益も
しっかり見える
仕組みを作り
今後のキャッシュフローも
見える状態になりました
この損益とキャッシュフロー
両方が見える状態になって
改めて感じたことが
社長のキャッシュフロー
に苦心するお気持ちでした
月何百万円しか
売上がない閑散期
いつも社長はお一人で
資金のやり繰りに
奔走しておられました
会社は年間を通せば
数千万利益を上げる
予算が組めて
従業員の皆さんも
予算達成に向けて
しっかり動いている
でも
繁忙期の売上を
上げるための仕入を
閑散期に行うことから
閑散期にお金が
枯渇しがちになり
借入に慌てたり
資金工面を工夫
したりして
おられたようでした
私が今日
過去のキャッシュフローと
今後のキャッシュフロープランで
お話ししながら
「この時期、
相当大変じゃないですか」
とお伝えすると
「そうそう
そうなんですよ」
とお返事が返ってきて
どうすればキャッシュフローを
楽にすることができるか
という話題で持ち切りになりました
キャッシュフローを
楽にするための施策を
いろいろと打合せした後に
言われたのが
「こういうのを相談できる
相手がほしかってん」
でした
このお言葉
嬉しかったと同時に
やっぱり経営者のお困り事は
「お金の不安に
対するストレス」
や
「社長と従業員の
立場の違い
からくるギャップ」
なんだなと改めて感じました
今後も
こういった経験を糧にしながら
経営者のお悩み事の本質と
向き合っていきたいと思います
今日は以上です